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普羅、中居屋、横浜、植物誌という普羅環(flower)   

 前田普羅は晩年、東京で体調のすぐれない孤居の生活を送りながら、多くの地へ足を運んでいますが、最後の遠出となったのが群馬の吾妻渓谷への句旅でした(1952〔昭27〕年1月)。その旅の最後の日を過ごしたのが、定宿?にもしていたのが嬬恋村三原の黒岩長虹の「中居屋」で、“雪の香や静かに積もる大吹雪”の短冊が残されているといいます。

 こんなことも頭の片隅にあったのですが、良寛の辞世の句のことをやいっちさんのブログにコメントしていて、突然思い出したことがありました。良寛も宿にしていたのがやはり「中居屋」だったのです。
 そんなことを思っているうちに、良寛の詩「非人八助」と中居屋重兵衛(黒岩撰之助)、重兵衛の開港地・横浜での生糸商い、普羅の若き日の横浜での生活、横浜での久内清孝との出逢い、富山での吉澤無外との出逢い(この二人との出会いは普羅の広範な植物誌に反映)、・・・といろんなことが私の狭い知見のなかのことではありますが、巡るように湧いてきました。

 きょう全国で最も暑かったのは福島県会津若松市で、33.3℃。我が富山市も最高気温が32.3℃の真夏日で、5月としては観測史上最高とのこと。きのうまで小さな芽であった庭のハルジオンが、うつむく花蕾をつけてにょろりといっせいに立ちあがっている様は異様というより不気味でさえありました。
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by kaguragawa | 2010-05-06 22:36 | ひと | Trackback | Comments(0)