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射水郡立農業公民学校と南原繁(1)   

 (以下、南原繁の小杉高校での講演〔1961.11.21〕から)

 大正八年一月〔1919.1〕、射水郡の郡会において、本校〔小杉高校〕の前身射水郡立農業公民学校の案が提出されたときに、私は予算の説明の中にこの物語をひいてお話を申しました。
 このことは当時の郡会の議事録に載っているはずで、当時考えましたのは、富山県の射水平野に根を張っている教育、産業、経済を踏まえて、当時の中学校のごとき上級学校への予備校的存在でなく、この地に根を下ろした学校を作ってはと考えたのです。他方、単に農業に関する技術の教育だけでなく、眼を天に向け、人間としての教養を高める青年の出ることを念願したのです。本校が農業公民学校という名をとったのはその意味です。(中略)アテネの学校の例をひいて、郡会へ予算の説明をする時、数日の休会後、いよいよ郡会の審議を願うというときに、電話一本で現在の自治省へ呼び返され、役人という者のなんとさみしいかをしみじみとその時感じさせられたことです。


by kaguragawa | 2019-01-25 23:48 | Trackback | Comments(0)

『メドヴェージ村の日本人墓標』   

 『メドヴェージ村の日本人墓標――日露戦争虜囚記』(才神時雄/中公新書/1983.7)。

 古い本ながら(昨年入手)今さら読み読了後、しばらく言葉を失いました。


追記:2019.01.14
 著者の才神時雄(サイカミ・トキオ/1917.03.05~1990.08.01)については、青山淳平(河野健)さんに『人、それぞれの本懐――生き方の作法』(社会思想社/1999.07)という紹介があるよし。

by kaguragawa | 2019-01-13 19:37 | Trackback | Comments(0)