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バッハが身近なおっさんに――高野さんの魔術   

 きのうのことである。取引先へ行こうと車に乗ったところ、地元放送局のラジオ番組から聞えてきたのは聞き覚えのある独特の言い回しの低い声。ほとんど最後の部分しか聞けなかったのですが、「高野さんにとってバッハってどんな存在ですか?」というような問いに「おらにとって、バッハは人生の同伴者のようなもんですちゃ」というような受け答えが聞えてきた。

 このわやくちゃな富山弁の主こそが、なんとあの栄誉ある?ライプツィヒ・バッハ資料財団〔Das Bach-Archiv Leipzig〕の広報室長を勤めておられる高野昭夫さんなのである。高野さんは富山市の出身。1960年生まれというから、私とほぼ?同年代。

 理屈抜きにバッハが身近なおっさんになってしまう不思議なトークである。

 それにしても今年のバッハ音楽祭が始まろうとするこの時期に、高野さん富山にいて大丈夫なのでしょうか。離国寸前のひとときを生地のラジオ放送に出ていただいたのでしょう。トークを最初から聴けなかったのが残念。

 今年は私も、6/10から6/19あたりをライプツィヒ同様、バッハ週間〔Bachwochen〕にしてみようか。

by kaguragawa | 2016-06-07 19:56 | Trackback | Comments(2)

Commented at 2020-09-05 10:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kaguragawa at 2020-09-05 18:55
小林様、4年前の記事を見つけてくださって有り難うございます。
あらためて連絡させていただきます。
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