大逆事件 死刑執行
2016年 01月 24日
石川一(啄木)は、当日の日記にこう書いた。
一月二十四日 晴 温
梅の鉢に花がさいた。紅い八重で、香いがある。午前のうち、歌壇の歌を選んだ。
社へ行ってすぐ、「今朝から死刑をやってる」と聞いた。幸徳以下十一名のことである、ああ、何という早いことだろう。そう皆が語り合った。
夜、幸徳事件の経過を書き記すために十二時まで働いた。これは後々への記念のためである。
by kaguragawa | 2016-01-24 08:06 | Trackback | Comments(0)