専称寺の“阿彦-大若子伝説”   

 拾い読み読みしていた伝説集『越中いまはむかし』(岩佐虎一郎/1956)に、未見の“阿彦-大若子伝説”が載っていたので、写しておく。

 “東砺波郡井波町山野専称寺に鎮め祀る神明社は垂仁天皇の御代十一年に、越の凶賊阿彦討伐として大若子命勅を奉じて婦負郡小竹野に陣して軍議を開かれた。その時当社に抽籤を乞うて戦勝を祈られついに阿彦を滅ぼし、めでたく都に凱旋された。”

 「専勝寺」(専称寺は誤記であろう)は、かつてこの地にあったという寺に由来する村名で、明治期以来、山野村専勝寺→井波町〔山野〕専勝寺となり、現在は南砺市専勝寺であり、確かにここに神明社がある。
 富山県西部、庄川左岸の砺波地区には阿彦-大若子伝説ないしその周辺伝説はほとんどなく、私の知るのは砺波市高波(西宮森)〔西砺波郡高波村西宮森→同郡砺波町高波(西宮森)→現:砺波市高波(西宮森)〕の八幡宮だけである。

 折をみてたずねてみたい。
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by kaguragawa | 2014-12-27 14:22 | Trackback | Comments(0)

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