霜川の“雪の家”   

 忘れて二十年雪の家に来し

 なにげなく霜川の句を見ていてふと気がついた。この句は霜川が最後に郷里を訪れた1918(大7)年1月のものだろう(このことは、句吟が1918年であることは意味しないが)。――とすれば、その前に郷里を訪れたのは、そこを20年さかのぼる1898年頃と言うことにならないか。

 私の推測は、文学に志し――多少は幼少よりなじんでいた――東京に出て以来、霜川は翌年の父の死に駈けつけた以外、ほとんど帰郷しておらず、可能性のあるのは1897(明30)年と1918年だけではないかというものだが、霜川の句は、その推測をうらづけてくれるのではないか・・・。
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by kaguragawa | 2014-11-11 20:37 | Trackback | Comments(0)

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