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『青天抄板画巻――原石鼎 句 棟方志功 板』   

 先日、このブログに原石鼎の句“一枝の椿を見むと故郷に”を検索して来られた方がありました。
 そんなことをきっかけに、あらためて石鼎のことを調べていましたら、ひょんなことから棟方志功がこの句をふくむ石鼎の句、35詠を板画として『青天抄板画巻』という本をつくっていることを知りました。志功に石鼎の作品を彫った画集があることを知らなかったものですから、驚くとともに“ぜひ”見てみたいというせっつかれるよう想いが止まらなくなってしまいました。先日訪れた高志の国文学館での企画展「世界のムナカタ」を育んだ文学と民藝」にも出展されていなかった本なのです。検索してみたところamazonに私でもなんとか入手できそうな古書があることがわかり、さっそく注文しました。

 それが今日、とどきました。

 昭和31年刊行ですから、私とほぼ同じ年月この世の空気を吸ってきたせいでしょうか、かなり年季の入った?「初版本」ですが、本をつくった人々の想いの伝わってくるような本なのです。いとおしむようにゆっくり読みたいと――こんなときにこそ「鑑賞」という言葉を使うべきなのでしょう――と思っています。

 *『青天抄板画巻』――この板画巻の名は、石鼎の句“青天や白き五弁の梨の花”による。

by kaguragawa | 2014-01-25 00:03 | Trackback | Comments(2)

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Commented by 岩淵喜代子 at 2014-01-30 23:25 x
お買いになったんですか。「句はよい句を少し見るのが一番愉しい」に大いに頷きます。
実は20年くらい前ですが、「鹿火屋」創刊800号の祝賀会で、その版画を和紙?に捺したものが引き出物として参列した人々に配られました。同年の安川電機のカレンダーが宗像志功の版画12枚でした。知人がいて、そのカレンダーを貰い受けましたが、そのなかに石鼎に句もありました。粋な会社だなーと思ったものです。「鹿火屋」祝賀会で畳紙に包まれているものと同じ仕様で、保存が出来るようにカレンダーとは別刷りになっていました。
Commented by kaguragawa at 2014-02-02 19:16
岩淵さん、ごぶさたしています。石鼎の句を検索して私のブログに来ていただいた方があったおかげで、石鼎にも岩淵さんのご本にも再会することができました。『青天抄板画巻』の方は、こころの余裕ができたときにページをくろうと思っていて、実はまだじっくりと「鑑賞」していません。石鼎と志功のコラボレーション、ゆっくりと対座したいと思っています。

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