「誤認逮捕」と「謝罪」(2)   

 パソコンの遠隔操作による犯罪予告事件のそれぞれの態様を充分に把握していなかったのですが、神奈川県警=横浜地方検察庁のケースは、すでに少年法にもとづく家庭裁判所の審判も終わって、19歳の大学生は保護観察処分に処せられていると言う。

 このケースは、神奈川県警が自白を誘導した可能性も高く、それ自体、客観的な目でていねいな検証がおこなわれる必要があることは言うまでもないが、ここでの論題にもどせば、家裁での保護処分の「取り消し」の行方と、そうした形式的手続きで償い得ない部分をどうケアしていくのかも、私たちは忘れることなく見守っていかなければいけないのではないか。
 折々、この問題についても書いていきたい。


〔追記〕
 警視庁=東京地方検察庁、三重県警=津地方検察庁のケースでは、東京、津両地検は23日、いずれも嫌疑なしで不起訴処分とした、とのことである。
 が、時事通信社の記事によると;
 “稲川龍也東京地検次席検事は「違法な逮捕、勾留だったとは思っていない。22日に担当検事が電話で、男性に遺憾の意を伝えた」と説明。また、作原大成津地検次席検事は「男性のパソコンが真犯人により操作された可能性が濃厚と判断した。地検として謝罪する予定はない」とした。”
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by kaguragawa | 2012-10-23 20:07 | Trackback | Comments(0)

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