大逆事件の死刑執行の日(2)   

 100年前の今日(1月25日)、18日に死刑を言い渡された管野スガの死刑執行。昨日と同じ市ヶ谷の東京監獄。
 管野には、彼女が残された最後の一人であることは知らされていなかったという。

  管野すが   午前8時28分絶命



〔追記〕
 “管野すが”を検索したらば、3年前の黒岩比佐子さんのブログ記事〔2008.1.24〕が見つかった。
 http://blog.livedoor.jp/hisako9618/archives/51257161.html
 「管野すがの実像はそれかぐら川注:荒畑寒村が『寒村自伝』などで書いている彼女のイメージ〕とはかなり違う。彼女は新聞社で活躍した女性ジャーナリストの草分けの一人だった。死の間際に書いた「死出の道艸」などは、いま読んでも心を揺さぶられる。ある意味では、荒畑寒村がつくり上げた“管野すが伝説”が、彼女の死後もずっとひとり歩きしていたといえる。過去の自伝や回想録などを読む場合や、生きている人に話を聞く場合でも、必ずそれ以外の人たちの証言も調べて裏を取らなければならない、ただ盲信してしまってはいけない、と改めて肝に銘じている。
 さらに、なんと管野すがは、国木田独歩が亡くなる1カ月ほど前に、茅ヶ崎のサナトリウムへ見舞いに行って独歩に会っていた!!
 その事実を知って、私はしばし茫然。すでに国木田独歩の本は出てしまったあと……。もっと早くわかっていたら、と後悔してもあとの祭り。この一件についても書いたので、ぜひ『彷書月刊』〔2008年2月号〕をご覧ください。」
 

 この記事に、私が的はずれなはずかしいコメントを書いたこともすっかり忘れていました。が、さらに怠惰な私は、ここに紹介されている黒岩さんの『彷書月刊』の掲載稿を未だに読むこともせずにいるのです。慙愧に堪えませんが、黒岩さんを偲んで紹介させていただくことにしました。
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by kaguragawa | 2011-01-25 21:02 | Trackback | Comments(5)

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Commented by tosukina at 2015-02-19 03:33
下記ブログに「管野須賀子の『平民新聞』発行における奮闘」としてクロニクルをアップロードしてあります。
http://shuusui.exblog.jp/14078262/
Commented by kaguragawa at 2015-02-19 22:03

ご紹介いただいた上のブログは資料の宝庫ですね。拙ブログの「お気に入り」にリンクさせていただきました。ゆっくりよませていただきたいと思います。「山の本」の方は以前、おじゃましたことがありました。
Commented by tosukina at 2015-02-20 06:44
遺体引取の記事はスキャンし直しをして、こちらのブログにアップロードしました。
PCでご覧になり二回クリックすると読めるようになります。
http://livedoor.blogimg.jp/futei1926-taigyaku/imgs/5/c/5cf8746b.jpg

こちらの記事の12人の処刑執行時間は間違った伝聞をそのまま掲載。官憲の秘密主義が原因ですが…
Commented by tosukina at 2015-04-21 10:15
今、新宿にて劇団民藝が木下順二「冬の時代」を上演中。堺利彦の売文社を舞台にした戯曲。
フェイス・ブックには画像つきで下記の記事をアップロードしました。
 ロビーでは黒岩さんの書籍も販売されプログラムにも版元が広告掲載。

 黒岩さんとは飲み会で数回ほど同席、名刺交換はしましたが親しくは話しませんでした。私よりはさらに年配の方々に関心があったようです。

以下、記事投稿転載。
4月19日 5:42 · 編集済み
終演後は十数人で懇親会。
50年前の初演を観ている方、堺利彦研究の第一人者、荒畑寒村と家族に近い交流があった方、劇団を主宰している方、現役の大手新聞編集委員時に大逆事件をテーマに連載企画記事を執筆された方…大杉榮や大逆事件の研究者…と戯曲「冬の時代」をめぐって二時間余り…語り尽くせぬまま…宴は終わりました。
予め課題とされていた「冬の時代」を誰が言い出したか…議論沸騰(個人FBと内容は重なりますが…)
この時代に再び「冬の時代」を上演した劇団民藝に感謝します
Commented by kaguragawa at 2015-04-22 20:47
お知らせいただき有り難うございます。28日までですね。心は動きますが、残念ながら時空を駈けるつばさがありません。
木下さんの「冬の時代」・・・と聞くと、この劇をことを語っていた亡友I君のことを思い出します。

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