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心熱く『まんが道』を読む   

 藤子不二雄Aの『まんが道』(中公文庫コミック版)はご存じの方も多いと思いますが、藤子不二雄Aによるコミック版自伝小説です。先日来、藤子不二雄のことを少し書いていますが、確認したいことができて久しぶりに手にとりました。今読み返してみると、自伝的作品とは言え、かなり脚色されていることに気づきました。

 高校生最後の夏休みに、満賀道雄(藤子不二雄A)と才野茂(藤子・F・不二雄)があこがれの手塚治虫を訪ねるところがありますが、これは実際は、夏休みではなく、卒業後の就職までの期間のできごとでしょう。そもそも二人の出会いが、第二次大戦直後の20年9月に設定されていますが、実際はその1年前、昭和19年の9月のことです。

 それにしても若き日の二人が手塚治虫をたずねる個所のなんと感動的なこと。通勤の車中で、思わず、心熱くなり、涙ぐんでしまいました。

 あっ、そうそう、何を確認しようと『まんが道』を読みだしたのか、そのことを書かないといけないのですが、それは後日あらためて・・・・。

by kaguragawa | 2010-02-23 23:50 | Trackback | Comments(0)

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