2度目の「堀田善衞展」
2010年 02月 20日
土曜日のこととて混まないうちにと思ったのですが、開館時間9時半に間に合う北陸本線と氷見線との接続がなく、高岡駅から歩きました。高岡駅と開催地の高岡市美術館(高岡市中川)を結ぶ古城公園沿いの広い道ではなく、その一本裏のかなり古い道筋を残していると思われる住宅街の道をあえて選びました。(道沿いの定塚町4丁目と中川熊野神社に注目しつつ)
今回の訪問の目的は、強いて言えば、『方丈記私記』に寄せられた木下順二さんの堀田宛てのはがきの文面を書き写すことにありました。ということで、さまざまな感慨は今回も割愛させていただくとして、図録に掲載されていない木下順二さんのはがきの本文を紹介しておきます。
“『方丈記私記』は非常にいいものと思ふ。恐らくきみの今までの仕事の中で一番いいものではないかということをひとこといいたくてこのはがきを書いた。 木下順二” 〔1971年8月13日消印〕
なお、欄外にいかにも木下順二さんらしい、用語法についての指摘というか注記が2つ記されているのですが、ふれられている箇所を初版本のページと照合できないので、ここでは残念ながら紹介を略します。
by kaguragawa | 2010-02-20 23:35 | Trackback | Comments(0)