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ことしも“福うめ”と“梅鉢紋”   

 ことしも“福梅”をおいしくいただきました。昨年、このお正月の和菓子“福梅”について書いたところ、なぜかこの日だけアクセス数がとても多かったことを思い出しました。

 昨年1月4日の「“福梅”--金沢・高岡」は、こちらです。 
ことしも“福うめ”と“梅鉢紋”_e0178600_23431984.jpg


 上にリンクした記事から自分の覚えのために、「ウメバチソウ(梅鉢草)」の名のもとにもなっている前田藩の「梅鉢紋」についての拙メモを再々録しておきます。

 “菅原道真を祭神とする天満宮系の神社の「梅紋」――基本的に5弁が接している。本家本元の太宰府天満宮は「梅鉢紋」ではなく「梅紋」――も様々なヴァリエーションがあります。その中の「梅鉢紋(剣梅鉢)」は、むしろ加賀前田家が菅原道真を祖とするという伝承をオーソライズしたことによって、自家の紋を広く世に定着させたものと言われています。
 前田藩でも、本家加賀前田と支藩の富山前田家・大聖寺前田家では真ん中の部分が違います(「加賀梅鉢」「富山梅鉢」「大聖寺梅鉢」。さらに時代によっても細かなヴァリアンテがあります)。

 実は「梅鉢」の「鉢」とは何だろうと長い間疑問だったのですが、これは「鉢」ではなく「撥」(三味線などのバチ)を花蕊にかたどったことによって、その形も名前も生まれたもののようです。”

by kaguragawa | 2010-01-03 16:41 | いただくもの | Trackback | Comments(0)

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