ことしも“福うめ”と“梅鉢紋”
2010年 01月 03日
昨年1月4日の「“福梅”--金沢・高岡」は、こちらです。
上にリンクした記事から自分の覚えのために、「ウメバチソウ(梅鉢草)」の名のもとにもなっている前田藩の「梅鉢紋」についての拙メモを再々録しておきます。
“菅原道真を祭神とする天満宮系の神社の「梅紋」――基本的に5弁が接している。本家本元の太宰府天満宮は「梅鉢紋」ではなく「梅紋」――も様々なヴァリエーションがあります。その中の「梅鉢紋(剣梅鉢)」は、むしろ加賀前田家が菅原道真を祖とするという伝承をオーソライズしたことによって、自家の紋を広く世に定着させたものと言われています。
前田藩でも、本家加賀前田と支藩の富山前田家・大聖寺前田家では真ん中の部分が違います(「加賀梅鉢」「富山梅鉢」「大聖寺梅鉢」。さらに時代によっても細かなヴァリアンテがあります)。
実は「梅鉢」の「鉢」とは何だろうと長い間疑問だったのですが、これは「鉢」ではなく「撥」(三味線などのバチ)を花蕊にかたどったことによって、その形も名前も生まれたもののようです。”
by kaguragawa | 2010-01-03 16:41 | いただくもの | Trackback | Comments(0)