堀田善衛の「現代音楽小論」   

 思いもかけないところで“深尾須磨子”に、――といっても須磨子本人にではなく、荻野綾子(太田綾子)に出会うことで――巡り合いました。

e0178600_23173795.jpg なんと堀田善衛が中学時代(金沢第二中学校5年時/1935)に書いた「現代音楽小論」の中です。ここに「大田綾子」(“大田”は“太田”の誤植/メゾソプラノ)が登場するのです。
 ジルマルシェックス(Henri Gil-Marchex)なんて名に出会うとも思ってなかったのですが。内海誓一郎や近年、舘野泉によって掘り起こされた石田一郎など山田耕作をとりまく若手作曲家の名も挙がっている。

 もちろん音楽好きの旧制中学生が書いた当時の音楽界をそのまま反映しているだけの背伸びした論考なのかも知れませんが、私には刺激剤がたくさんふくまれていて読みあきない青年堀田善衛の好論考でした。

*上の写真、男性はわかりやすいですね。左から山田耕作、北原白秋、三木露風。女性は、左端が荻野綾子、真ん中が深尾須磨子です。1919年の写真という。
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by kaguragawa | 2013-09-06 22:42 | Trackback | Comments(1)

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Commented by 安田寛 at 2017-02-10 13:17 x
突然ですみません。この記事を大変面白く読ませていただきました。ありがとうございます。
堀田善衛の「現代音楽小論」を読みたいのですが、どこにあるのか見つけられませんでした。教えていただければ助かります。メールはyasudah@gmail.comです。どうか、よろしくお願いします。安田寛

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