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ちょっと報告:私編「三島霜川年譜」のこと   

 今週は思いきって私編「三島霜川年譜」の補訂作業に時間を費やしました。節目節目に、集めたことがらをモザイクのように年譜に埋め込んでいるのですが、判明していることと判明していないことことによってできる年譜の精粗の差は埋まるどころか、いっそう開いていきます。それでも、ささいなことがらながら苦労して探し出した事実や、いろんなところに散らばっていた細かな事実を繋ぎあわせて関連付けることによって、新たなことが見えてきたことなどを加えて少しは年譜らしい姿態ができてきました。漱石の語る霜川、啄木の語る霜川などを探し出せたことも少しは自慢してもいいことかも知れません。

 と言っても――今あらためて確認すると、霜川の年譜をつくろうと思い定めて、もう、5年立つことになります――、5年も霜川、霜川と言っていればそれなりに情報も集まってくるわけですし、有り難い助言もいただける次第でもあります。むしろ、基本的な事項で不明な点がいくつか、いや、いくつも、残っていること、そのことの探索に次の一歩が踏み出せてないことにはずかしさを覚えています。

 今しばらく、可能な限り足と目と耳と手と、なけなしの度胸を駆使して「補+訂」を進めるつもりでいます。

by kaguragawa | 2012-11-10 23:02 | Trackback | Comments(0)

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