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06/05/2008〔奥の細道――元禄二年四月十八日〕   

 奥の細道――元禄二年四月十八日〔1689.06.05〕

《曾良随行日記》
一 十八日 卯尅、地震ス。辰ノ上尅、雨止。午ノ尅、高久角左衛門宿ヲ立。暫有テ快晴ス。馬壱疋、松子村迄送ル。此間壱里。松子ヨリ湯本ヘ三里。未ノ下尅、湯本五左衛門方ヘ着。

〔補記〕
21日目(21/156)
 ・朝方、地震。雨のやむのをまって昼どき高久覚左衛門の屋敷を出る。松子まで馬、午後2時半頃、那須湯本〔那須郡那須町湯本〕の和泉屋五左衛門方ヘ着く。この日の移動は時間的にも短かったようです。

【2004.06.05に書いたもの】
あらためて江戸時代の時刻制度;
http://www.tsm.toyama.toyama.jp/curators/aroom/edo/toki/ji-edo.htm

 卯刻・・・・・午前6時頃----地震!!!!
 辰ノ上刻・・・午前7時半頃--雨やむ
 午ノ刻・・・・正午頃--------高久家出る
 未ノ下刻・・・午後2時半頃--那須湯本の和泉屋五左衛門方ヘ着

高久(午刻)-<1里>-松子-<3里>-那須湯本(未下刻)

*この間を、2時間半というのは少し(かなり)無理がありあますね。
時刻をこのように厳密にあてはめることに問題はあるにせよ、そもそも「日記」記載の時刻や距離数は、どのように測ったのでしょうか。
今までの曾良の記述、時刻と徒行距離を検証してみるとおもしろそうですね。
気になるのが《地震!》。那須岳の火山活動と関係があるんでしょうね。

by kaguragawa | 2008-06-05 14:43 | Trackback | Comments(0)

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