ソメイヨシノとコシノヒガンザクラ   

 ソメイヨシノ(染井吉野)とコシノヒガンザクラ(越の彼岸桜)を見分けるのはとても簡単であることがわかりました。あるポイントに注目すれば!。
 その注目点とは、〔萼筒(ガクトウ)〕です。花の裏にある萼(がく)――花びらと同様5弁ある萼――が筒状に合わさっているのですが、この萼筒といわれる部分の形状が、サクラの種によって微妙に、あるいは明確に、違うのです。コシノヒガンザクラの萼筒は球状にふくらんでいるのに対し、ソメイヨシノの萼筒には明白なふくらみはなく全体に長い釣り鐘状なのです。
 *参照 「このはなさくや図鑑」の「コシノヒガン」「ソメイヨシノ」 
 萼筒の写真に注目

 帰路、さっそくソメイヨシノの花を解剖学的に?ながめてみました。「萼筒」はすぐ確認できました。そこには、写真で事前に見ていたとおりの萼筒があったのです。この部分――「萼筒」――に注目すれば、ソメイヨシノとコシノヒガンザクラの見分けはいとも簡単なのです。これで、高岡駅前の桜馬場のサクラがコシノヒガンなのかどうかは確認できそうです。で、これは今度の土曜日の大きな楽しみにとっておくことになりました。

 これも続く帰路、じつは昨年からちょっと気になっているサクラがあって、余勢をかって?その花をのぞいて見ることにしました。全体の雰囲気はソメイヨシノと似ているのですが、花が白っぽいこと。花数よりは少ないものの葉が同生していること。どうしてもソメイヨシノとは思えないのです。
 素人植物学者の鑑定!によれば、それはほぼ「オオシマザクラ」と断定しても良いようでした。

 どういうわけかタイミングが良すぎるのですが、探していた富山県中央植物園の大原隆明さんの『サクラハンドブック』が富山駅の書店にありました。いたれり尽くせりの図鑑。60種余りのサクラが種毎に、花の正面写真、萼片の写真、萼筒・小花柄の写真、最下の苞の写真に説明を付して掲載されています。
 「萼筒」について、こう書かれています。“それぞれの種類の特徴がよく表れる、種類を調べる上で最も重要な部分”。やはり、見分けのポイントは〔萼筒〕のようです。
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by kaguragawa | 2010-04-05 22:46 | 樹と花/植物誌 | Trackback | Comments(0)

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