桜馬場のサクラ事情
2010年 04月 03日
5時半頃、おっまだ明るいぞ!というわけで、急きょ、高岡で下車して駅前から古城公園に向けて歩きました。駅前の桜馬場通りから古城公園にかけて――かつて「北陸随一の桜の名所」と言われた時代の桜のトンネル状態ではありませんが――街路樹にサクラが植えられているのです。
レポート風に記録しておくならば;
駅前から下関町交差点まで〔仮にA区間〕は、2分咲きぐらいでしょうか。
下関町交差点から古城公園前交差点まで〔B区間〕は大きくつぼみはふくらんでいますがまったく開花していません。
古城公園前交差点から中川交差点までの古城公園のお濠側〔C-a区間〕はかなり(3~4分)咲いています。道路の反対側〔C-b区間〕はまったく咲いていません。
〔C-a区間〕は、ソメイヨシノより早く咲く“コシノヒガン(越の彼岸桜)”ですし、〔B区間・C-b区間〕は“ソメイヨシノ”です〔4/10追記:ソメイヨシノは間違いでした。下の追記参照〕。
謎なのは、かつての「桜馬場」の入り口にあたる〔A区間〕です。樹全体が開きかけたつぼみでピンクに色づいていますが。上に書いたように2ないし3割の咲き加減です。私にはサクラの種の違いを判別する知識はないのですが、ソメイヨシノでないことだけは確かです。枝付きやつぼみがの形状が異なります。かと言って、これがコシノヒガンなのか、その可能性は大きいのですが断定はできないのです。〔4/10追記:これは間違いなくコシノヒガンでした。〕
どなたか高岡市の植物にくわしい方が偶然このブログを見られることがあれば(その可能性は低いですね)、こうしたことに教えていただければと思います。
サクラとは直接関係はありませんが、〔A区間〕はサクラだけが街路樹なのではないのです。サクラ1本にクスノキが2本続き、またサクラ1本にクスノキ2本という不思議な構成の並木なのです。これはいったどうしたことなのでしょう。冬期間にまったく緑がないのが駅前としてはさみしいので、常緑樹のクスノキを植えたのでしょうか。まったく謎です。(ちなみに桜馬場通りに続く駅前左側の通りは、クスノキだけの街路樹通りです。)北陸の地にクスノキを街路樹にしているところがほかにもあるのでしょうか。正直なところ、この樹々を意識して初めて見たとき、「えっ、クスノキ!?」と思ったものの、手の届くところまで伸びた枝の葉を一枚もぎ取り、独特の葉脈を目前で確認し、葉をもみしだいて樟脳のようなにおいをかぐまで信じられなかったのです。
〔追記〕
〔B区間・C-b区間〕のサクラを、ソメイヨシノと書きましたが誤りでした。ソメイヨシノと断定的に書きながらも、まだ花開かぬその樹は、枝ぶりがソメイヨシノとかなり違い、また大きくふくらんだ花芽から深紅に近い濃い色合いの花弁が見えていたので、実は迷いはあったのです。
今日、満開咲きの〔A区間〕のサクラが、コシノヒガンであることは確認できたのですが、〔B区間・C-b区間〕がまったく開花していないのがほとんどでしたので、ソメイヨシノではないことが判明したのですが、少し花開いたものを見ると濃いピンクの八重咲きのサクラなのです。この八重の桜の種を特定することは私にはできませんので、しかるべき人にお尋ねするしかありません。後日、報告することとします。
by kaguragawa | 2010-04-03 20:35 | Trackback | Comments(4)
心変りして良かった....。
大宮公園(さいたま市)は、全国さくら名所100選でもあり、満開の桜に大勢の人がお酒を持って一時の花見客となります。
人混みばかり目立ち、第二公園での花見をしました。
城址跡の桜は、又 別格の桜風景が見られますね。
その日も間もなくやってきますね。
桜嫌いは、私のモーツァルト嫌いとどこか似ていて、嫌悪というより忌避――魔的なものから逃げている――のような気がしています。心変わり?を促してくれたのは、コシノヒガンザクラという優しいさくらに出逢えたからではないかと思っています。
それにしても3年前の自分の書いたものをすっかり忘れていました。文中に「後日うんぬん」とありますが、この八重のサクラのこと調べないままになっていました。萼の形や、葉の形などよく見てきたいと思いますが、はたして特定につながる特徴をつかみきれるものかどうか・・・。